1. HOME
  2. ブログ
  3. カナリアたちの声(①いつから、きっかけ ②症状やお困りのこと ③望むこと)
  4. 21、大分県 31代 女性 

カナリアたちの声

21、大分県 31代 女性 

2015年6月。遠方に住む義母が来て半月滞在したことから化学物質過敏症を発症
産後7ヶ月の頃。義母の滞在中ずっと、タバコ、香水、柔軟剤、ファブリーズ、化粧品などの化学物質に曝露され続け、4日目に発熱と咳。熱が下がった後も、夜も眠れない程の酷い咳が2ヶ月続いた。発症する以前、妊娠を機に合成洗剤類をやめてナチュラルクリーニングにしていた。我が子のために(化学物質が無いと言う意味で)きれいにした自宅を汚染されても何も言えず、幼い我が子に汚い空気を吸わせていたストレスと悔しさは私の我慢の限界を超えていたのだと思う。義母の持ち込んだ化学物質自体も酷いものだったが、我が子を守れなかった精神的苦痛が大きな引き金になったよう思う。

喫煙者や柔軟剤使用者には近寄れない。あらゆる場所、人付き合いに困難がある。
咳、吐き気、嘔吐、呼吸困難、思考停止、物忘れがひどくなる、動悸、身体の震え、情緒不安定になる、などの症状が出る。          病院:他の来院者、医師や看護師、また診察室に置かれている消臭剤や芳香剤で気分が悪くなる。                        保育園、育児支援センター、一時預かり:先生も子どもも保護者も柔軟剤のにおいが酷いので、乳幼児期に育児支援を受けることが困難

学校:先生やお友達からの「移り香」がある。配られるプリントにもニオイがついているので気持ち悪くなる。                    外食、旅行:においが無くても合成洗剤の類がダメなので、長時間の移動やホテルへの宿泊も出来ない。ナチュラルクリーニングをしている宿でも、前の宿泊客の髪や衣類に残留する洗剤のニオイが染み付いているため寝具が使えない。人の集まる場所へは行けず、就職も困難。

 ③化学香料が有害である事実が広く認識されることを望む

化学物質過敏症ではない家族・友人・知人の多くも近所や職場の「香害」に悩んでいる。が、被害者は加害者に何も言えない。20〜30年前の受動喫煙被害と全く同じ。香害被害者が一方的に我慢を強いられている。タバコの害が今では常識になったように、化学香料が有害である事実が広く認識され、それらの商品を使うこと=香害加害者になる、という意識が全体に根付いてほしい。

カナリア・ネットワーク全国公式
Facebook
Facebook