訃報:斉藤吉広先生(元CAN共同代表/現賛同人)ご逝去
CANの賛同人であり、初代の共同代表を務められた斉藤吉広さんが10月16日にお亡くなりになりました。
稚内プレス https://wakkanaipress.com/2025/10/18/80997/
北海道新聞 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1226266/
育英館大学https://www.ikueikan.ac.jp/%e3%80%90%e8%a8%83%e5%a0%b1%e3%80%91%e6%96%89%e8%97%a4%e5%90%89%e5%ba%83-%e5%89%8d%e5%ad%a6%e9%95%b7-%e3%81%94%e9%80%9d%e5%8e%bb%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/
斉藤先生(世話人内での呼称で呼ばせていただきます)は、2021年3月に稚内北星大学(現・育英館大学)の最終講義として 公害としての「香害」 という講演をされました。
それまで香害を訴える人は女性が多いこともあり、更年期やメンタルの不調のように偏った見方をされがちでした。大学の学長である男性が、自らの体験も紹介しながら「香害」について話されたことは、症状に説得力を与えると共に、衝撃的でもありました。
被害に苦しむ全国の人たちから、数カ月に渡り、大学へ講演への感謝の声と講演動画の公開を求める声が続々と寄せられることになりました。
そして、この講演にまさに背中を押されて、その数カ月前から重ねていた香害被害者のネットワーク構築の話が一気に現実的なものとして動き出しました。
斉藤先生がいらっしゃらなければ、カナリア・ネットワーク全国の立ち上げはありませんでした。
共同代表在任中も、賛同人になられた後も、各種メディアの取材にご協力くださったり、「香害」問題のためにご尽力くださいました。
ZOOMでしかお目にかかることは叶いませんでしたが、時折見せる鋭い視線と、保護した2匹の猫ちゃんの話をされるときの優しさ溢れるお顔が、今も印象に残っています。
あまりにも早いお別れでした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
CAN世話人一同
シャボン玉石けん 友の会だより
https://canary-network.org/news/20211119_2/
日本経済新聞
https://canary-network.org/news/nikkei1214/
ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議 総会 記念講演
https://kokumin-kaigi.org/wp-content/uploads/2022/06/JEPAnews131_web-3-2-9.pdf
月間保団連
https://hodanren.doc-net.or.jp/books/hodanren22/gekkan/pdf/03/33-39.pdf
