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カナリアたちの声

カナリアたちの声(①いつから、きっかけ ②症状やお困りのこと ③望むこと)

20、北海道 60代 女性

飲食店を経営。5年ぐらい前から、お客様の匂いに反応する様になる。
初めは、花粉症かな?と思える程度だったが、仕事の立ち位置がお客様の匂いが全て通過する様な構造のため、毎日色んな匂いを全身に浴びていた。3年ぐらい前から呼吸が困難になり、夜寝ていても過呼吸の様な状況なったりし、体を休めることもままならなくなった。さらに、昨年頃からは仕事中でも息苦しくなり、咳が止まらなくなったり、全身の力が抜けて立てない状況になった。

飲食店がお客様に協力を求めることの困難さ
一緒に働く家族も香害を感じるようになっていった。お客様に香料や合成洗剤や消臭剤など化学物質を含む製品を控えて頂けるように、お願いのチラシをテーブルに掲示したり、香害のパンフレットなどを配布すること1年。改善してくださる方も沢山おられたが、初めての方や改善されないお客様で猛臭の方に一人入られると耐えられない状況になってしまう。協力してくださるお客様のためにもこれでは良くないと思い、一度お店を閉店することにした。店名も旧来の名前に戻して、隅から隅まで爪楊枝を使って掃除したり、床のワックスも剥がして塗り直したりし、入店の条件に了承してくださった方のみ入れるメンバー制にして再出発をした。

子供達の将来のためにも、有害な成分を明確にし、制限する法律が必要
初めて来られた香害さんはキレて帰る方もいる。30年もお付き合いしてきた業者さんさえ、理解してもらえず取引をやめられた。タバコ同様に依存性があり、人の神経まで侵しているように感じる。学校や幼稚園に通う孫たちの衣類への移香もひどく、3回洗わねばにおいが取れないという。すでに学校にいけなかったり、アレルギーの症状に悩まされている子供達もいる今、私たち大人がこの状況を変えていかなければいけない。そのためには、国が法律で規制することが必要である。

カナリア・ネットワーク全国公式
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