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カナリアたちの声

94、東京都 60代 女性

①2017年から

2017年に化学物質過敏症を自覚して、クリニックを受診。近隣の洗濯物のニオイと隣の集合住宅の換気扇から排出される入浴剤や洗剤のニオイがきっかけ。

②自分の努力や工夫では避けられない、詐病を疑われ長年勤務した職場も退職に

自分の努力や工夫では避けられないのがつらい。発症当時、かかりつけ医からは「だったら使わなければいい」と言われた。他人の使用する柔軟剤、洗剤、整髪料、制汗スプレー、その他で症状が出て苦しいことが理解されずにがっかりした。家庭と職場では協力してもらい、なんとか過ごしてきたが、先月、職場のトップが交代すると詐病を疑われ、退職することになった。個人の厚意に頼るだけでは限界があると感じた。

③「香害」は化学物質による公害 メーカーは被害を真剣に受け止めるべき

香水や柔軟剤を好む人には「香害」という言葉に反感を抱き、はじめから詐病を疑う人もいる。無香料を謳っている製品でも頭痛やめまいの症状がでる。化学物質による公害として、正しく、理解してもらいたい。メーカーも被害を真剣に受け止めてほしい。

カナリア・ネットワーク全国公式
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