15、大阪府 40代 女性
①2019年3月頃より。職場の環境から
職場のホットヨガスタジオが提供するタオルに柔軟剤を使用、また柔軟剤ヘビーユーザーの生徒からの長期に渡る曝露により4月に原因不明の結膜炎を発症。2019年5月に隣家がベランダに不用品を保管し毎日振りかけていた消臭剤が自宅に流れ込み、頭痛、吐き気、めまい、手足の痺れ、呼吸困難になる。6月より近隣からの強い柔軟剤臭に襲われ化学物質過敏症症状を発症。喉や眼の痛みと炎症、喀血、頭痛、神経系麻痺、手足の痺れ、倦怠感、摂食障害、呼吸困難とストレスによる不眠。
②換気もできず、家族の衣類への移香にも苦しむ。職場の理解を得る困難さ
発症時、湿度・気温の高い梅雨時期にも関わらず窓を閉め切って生活せねばならなかった為、ベッドにはダニが発生し寝苦しく一睡もできない日が続いた。換気しようと少しでも窓を開けると、部屋中が真っ白になり床はザラザラになるほど洗剤に含まれる粒子が舞い込み、毎日朝から晩まで掃除に明け暮れた。家族が外出すると必ず衣類にべったり移香しており、除去する術も分からず毎日実験のように洗濯法を試して時間と労力を費やし疲弊する日々。
発症原因のひとつであるホットヨガスタジオでは柔軟剤の使用中止を願うも理解を得られず、退職し収入の半分を失った。他のスタジオでもオーナーが柔軟剤を愛用し始め、即刻危険性を訴えるも理解を得られず。数ヶ月後ようやく洗剤を変えると言ってもらえたが、使い切るまで待ってと言う。洗剤が切り替わるのにそれから数ヶ月かかったが、現在も柔軟剤臭は消えていない。
③健康を害する化学物質をEU諸国に準じ厳しく規制することを望む
・マイクロカプセルと香料を含む有害な製品の製造中止。
・香害製品に含まれる全成分の表示を義務づけ、危険表示マークと共に乳幼児・子ども・妊婦・高齢者・病人・ペットへの配慮を記載。
・香害製品、農薬、除草剤、防腐剤、添加物など健康を害する化学物質をEU諸国に準じ厳しく規制する。