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お知らせ

ご報告 カナリア・ネットワーク全国発足から3年目を前に

2021年7月末にカナリア・ネットワーク全国が発足し、この秋には、活動をスタートさせてから3年目を迎えようとしています。
共同代表の青山和子、深谷桂子をはじめ、世話人一同、皆様のご協力に感謝を申し上げます。

CAN発足にあたり、クラウドファンディングで支援者238人より、支援総額2,213,000円をお預けいただき、活動にあたってまいりました。クラファン後の活動内訳などは、ホームページにてご確認をください。
《活動計画》活動計画Ⅰ期 – カナリア・ネットワーク全国公式 (canary-network.org)

CANは、生活用品などに含まれる微量合成化学物質による被害者と支援者のネットワーク作りを目的としています。
また、空気中の化学物質が障壁となって必要な医療、介護、保育、教育を受けることが難しい被害者も存在していることから、その基本的人権を守ることも目指しています。
まだ、活動は十全ではなく、欠いている面も多々あろうかと思われますが、クラファンで公約させていただいた活動は一通り終えた段階です。
ひとつお約束と異なるのは、当初予定していました紙媒体(パンフ、リーフ)の製作を小規模に抑え、予算を「移香実証実験」※の費用にした点です。

2年間の活動を通じて、医学などの研究者、行政、議員、マスコミといった中に、理解や協力を得られる機会にも恵まれました。「一人の声を群の声に」というネットワークによって、多種多岐にわたる方たちからお声かけをCANにいただいております。その一つ一つは事情によって、皆様に詳細をお伝えすることができないことも多く、CANは裏方として動くことも多くなっています。

そんな中で、いずれからも「科学的根拠」という言葉を耳にしています。過去の公害の事例からもそれを被害者に求めるのは無理があると思う一方で、行政がなかなか前に進まない状況のなかで、私たち被害者にもそうした姿勢があること、闇雲に非科学的なことを言い連ねてはいないことなどを、稚拙でも小さなことでも証明することはできないかと考えました。

そこで、「香害」は単に香りの問題ではなく「マイクロカプセル」などの新しい技術と物質によって、被害が広がっている点を証明する「移香実証実験」を第三者機関へ委託をしました。小さな証明でも、個人が行うには多額の費用がかかります。こうした実験や調査は行政機関において、被害者サイドも参加して行われるべきものと考え、今後もそうした働きかけを続けたいと存じます。

※「移香実証実験」の報告書はCAN会員に公開されています。会員専用ダウンロード カナリア・ネットワーク全国公式 (canary-network.org) こちらのメニューに入るには会員ログインが必要です。

CAN世話人会では、活動第2期を終え、その活動方針や内容を踏襲して、第3期目も引き続き活動を続けてまいります。賛同人の拡充、賛同人らによる研究や見解についての報告会、行政への働きかけなど、被害の声を伝え届けることで、社会的影響があり、少しでも私たちの暮らしが改善されるように、段階を追いながら活動を進めます。

なお、CAN世話人会の活動は、すべてボランティアでおこなっています。HPの更新や運用については、月額10,000円(管理料は別途 詳細は毎年10月の会計公開でご確認ください)の計上をしています。
再三のお願いで恐縮ですが、CANは誰もが参加できるよう会費を徴収しません。皆様からのご支援金が活動を支えます。こうした活動が引き続き必要であるとお考えいただけます方は活動費用のカンパをお願いいたします。
これからも、集まることで大きなカナリアとなり、その声を届けていけるように、どうぞよろしくお願いいたします。

2023年7月吉日     カナリア・ネットワーク全国世話人一同

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